風呂トイレ別、心霊、亀梨付き物件
事故物件〜恐い間取り〜」が公開されたので早速映画館に足を運びました。
ジャニーズとホラーはね、なんぼあってもいいですから。
松原タニシさん原作の「恐い間取り」のファンでもあるんだけど
そちらは淡々と事実を書き記した体験談、いわば正統派怪談話というか
稲川淳二好きな人は絶対好きだろっていう感じなんで
これを映画化って「ほん怖」みたいな感じかなと思ってた。
だけど実際観たら思いっきりジャニーズ風に味付けされてた。
エンタメ方面への舵取りが凄い。
心霊ラブロマンスバトル〜ジャニーズトンチキを添えて〜
って言う謎の丼出された気持ち。
正直滅茶苦茶面白かった。謎丼うめぇ。
逆に映画のノリで原作読むと怖くて家に帰れなくなる可能性あるので要注意。
以下は感想なんですけど毎度の如く気軽にネタバレしていくので、これから観るよーって方は注意してください。
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この映画、仕事として事故物件に住んでる芸人が心霊現象に遭う話なんだけど
実際は
推し芸人と繋がったファンが推しのせいで恐怖体験しまくるという新しいタイプの夢小説だった。その夢は悪夢でしかないよ。
どうする?推しとの恋愛と身の安全どっちとる…?
「ウチ、来る?」って言われて、押し倒された数秒後に血塗れのおばあさんに殺されかけたりするよ?
斬新な吊り橋効果だと思えばいけるかな…ドキドキ通り越して下手すりゃ死ぬけど。
でも推し、抱きしめてくれるよ…どうする?(何回も聞く)
売れない芸人山野ヤマメ(亀梨くん)がお笑いライブでダダ滑りした上にコンビ解消され、ガックリしながら劇場から出て来る所から物語が始まるんだけど
そこで出会ったのがのちのち事故物件の撮影に巻き込まれる梓(奈緒さん)。
正直顔だけで現場がパニックになりそうなくらい亀梨和也が隠し切れてないんだけど、出待ちはその子1人しかいなくて「面白かったですー」って言われて嬉しくなって、「雨降ってるよー」って小道具の傘貸しちゃったりして。
しかも数日後運命的に再会しちゃって。
思わず脳内でキンプリが「Koi–wazurai」歌い出しちゃうよね。
何万回もするのはロマンティックではなく心霊体験だけど。
とにかくこの映画、ホラーとラブの振り幅がすごくて
こちらの感情をジェットコースターのように揺さぶってくる。
夢主…じゃなくて梓ちゃんは
ヤマメの元相方、大佐(瀬戸くん)とも仲良くなって
芸人になった過去のハートフルエピソードなんかを聞いて「やっぱりヤマメさん素敵…」なんてドキドキ。
お家にも誘われる仲になったっけど、当然ながらそこは事故物件なので
いきなり襲いかかってくるバールを持ったおっさんの幽霊
というか推しとの宅飲みvsおっさんの幽霊って究極の選択だな。
その後も幾度となく推しと幽霊の狭間で揺れ動く梓ちゃん。
いや、分かるよ…だってヨレヨレの服に眼鏡でもリアルなフェイスが男前なのでKAT-TUN部分が丸出し。
霊に操られて首吊りの為に首に紐を巻きつけるんだけど
ネクタイを気怠げに解く亀梨くんだもん。雑誌で見たもん。10冊ください。
そしてヤマメの方も、梓ちゃんの事を憎からず思っている訳なんだけど
やっぱり売れない芸人から東京進出まで漕ぎ着けたこのチャンス、逃す訳にはいかない!っつって。
激辛完食した佐久間くんみたいな男気見せちゃって。
梓ちゃんの制止を振り切って最悪の事故物件へ引っ越しを決めてしまう。
そのアパートこそ最終決戦の場というか。ラストダンジョンと言うか。
寝ようかなーって布団敷いてたらいきなり
「あれ?オフ会って今日でしたっけ?」ってくらい初対面の幽霊さん達が自宅に集まっちゃっう。そんでヤマメの雄叫び無視してパーティー始まっちゃって。
そこに梓ちゃん合流。
そうなったらもう、宴もたけなわですからって死神(なんか序盤からチラッチラ見切れててインスタグラマーくらい存在匂わせしてた)も参戦。
2人を殺しにかかってきた。
そこで間一髪、かっこよく登場するのが相方(瀬戸くん)ね。
こっから瀬戸くんvs死神の霊能力バトル始まるから。
もうびっくりしすぎてこちらの感情置いてきぼりですよ。
というか大規模オフ会辺りからもう周回遅れです。
謎のお経を唱えながら線香の束を吹く瀬戸くん。
その火の粉がぶっわーーーっと舞って亀梨くんを炎が包み込む。
斬新な除霊法だなーって思ってたんだけど
あれ…なんだっけこれ、知ってる……
あ!phoenix(炎の演出がすごいKAT-TUNの楽曲)だーーーーー!
ってね。思ったよね。
7MEN侍の佐々木大光くんが配信ライブで歌ってるの見てから本家が見たくて…。
という訳で、「事故物件〜恐い間取り」のレビューもとい
KAT-TUNcountdown LIVE2013のDVDを買いましたと言う話でした!
後半畳み掛けるように面白いからマジで見て欲しい。
絶対オススメ。恐いの苦手な人もいけるんじゃないかなー…
次の映画レビューは、待ちに待った「窮鼠はチーズの夢を見る」です!
ではまた!